自己評価低すぎ内気女子×アルファ刑事

小説
愛の夜明けを二人で 二見書房

強い女性主人公が好きな人にはオススメしない本作。なぜなら、海外ロマンスには珍しくちょー内気な主人公だから。んでもって、出てくる男性は刑事だしいわゆるアルファ的男性で、女性を守ろうとするがゆえに物事を自分で進めがち。だけど、ヒロインが辛い環境で育ってきたがゆえの内気さだし、だんだん自信をつけていくのは良い感じ。

愛の夜明けを二人で|二見書房
世間の評価10点満点男×自己採点2.5の女=♡?

現代では、男性を通して自信がつくって風潮的にはウケなさそうだけど、女性としても1人の人間としても自信を持てるようになったのが、好きな人と出会ったからというのは悪くない。もちろん彼氏からだけでなく、周りの人たちや子供たちだったりもするけど。

ちょっと途中は、そんなネガティブなヒロインにイライラしたけど、(本人は気付いてないけど美人という設定なのに全く自信ないとこにもイライラ)、 冷静に考えると主人公は自分以外のことで結構なトラブルに見舞われ、これでロマンスがなかったらかなりキツいと思うわ。

外見はワイルドハンサムなお相手ミッチーも、ちょい強引だけど、かなり献身的。こんな人いるかなーって本当ドリームマンね。

内気さゆえになかなかくっつかないけど、まあそれも後半のラブにキュン度を足すので良いかなと。子供達との生活の中でのラブシーンはちょい焦らされるけど、ミッチーの気遣いが最高!私も、帰宅後に足を揉んで頂きたい。

色々なトラブルがある中、自分は絶対相手にされないと思っていた男性に助けられ、面倒をみなくてはいけなくなった子供たちは健気で良い子、なんだか人生の大イベントが一気にやってきた主人公の成長とお相手の刑事の献身的な愛に感動する。世の中どうしようもない奴はいるわけで、それが親類だったらさぞ辛いだろうなと、だから、その分幸せになってねと思った。

本作は、著者のドリームマンシリーズ第二作に該当するみたい。一作目も読んでみようかな。

この作品に興味ある方にはこちらもオススメ↓

コメント

タイトルとURLをコピーしました