あらすじ (二見書房・ケイシー・マクイストン著)
アメリカ初の女性大統領の長男アレックスは、英国のフィリップ王子のロイヤル・ウエディングへの参列を前に憂鬱だった。フィリップの弟ヘンリーとアレックスは、女性誌に載る回数を競うライバル同士だと言われるが、いつも冷淡なヘンリーがアレックスは苦手だ。その夜の晩餐会でも、冷ややかな態度をとる王子の肩に思わず手をかけた次の瞬間、一緒にウエディング・ケーキの上に倒れ込んでしまった。米英戦争勃発かと世間は大騒ぎになり、二人は全世界に向けて仲のよさをアピールすることになるが……
結構な厚みのある本だけど、(654ページある!)、会話だったりテキストだったりも多いからスルスル読めちゃう。しかもコレクターズエディション↑とか出ちゃってるし!人気が伺える。イラストもカッコいい!
私の大好きなEnemies to Loversもの。最初の印象は最悪だけど、、、てやつ。アレックスもヘンリーも基本真面目だし、なんてたってピュアさ100%。置かれてる状況は似ているせいか、たとえ嫌いでも理解できちゃう2人。
無邪気なアレックスに、シリアスなヘンリー。でも我慢できずにキスしちゃうのはヘンリーから。でもでも、世間体を考えて離れようとするのもヘンリーから。振り回されながらもヘンリーに惹かれてしまうアレックス。一見、ヘンリーのが大人にみえても、メンタル強いアレックスに助けられてる感じが萌えでしかない。ストレートだったアレックスが、同性のヘンリーに惹かれびっくりしつつも素直に受け入れるとこも好き。
なかなか会えない中の、テキストのやり取りがまた良い〜。絶対ニヤニヤしちゃうよね、こんなメール読んでたら。しかもさすが王子と大統領息子、教養が伺えるジョーク満載のテキストだし。
周りの登場人物も素敵。特に、アレックスの母親ことアメリカ初の女性大統領よ。こんな理解ある人だったら最高よね。さてさて今年のアメリカ大統領選でも初の女性大統領誕生なるか!?
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